日本一背の高いITジャーナリストの久原健司です。
最近、DX関連の相談を受けることが多くなってきました。
ただ、多くの経営者はDX=単なるIT化（デジタル化）と認識しているようで、DXの本質を理解してもらうのに苦労しています。
そんな話題になっているDXですが、なんとパン業界でDXを推進している企業があることを知りました。
その企業の名前は、株式会社パンフォーユーです。
さらにKDDIと連携してDXを推進していくことも発表されました。
パンフォーユーとは
パンフォーユーは、地域のパン屋さんが抱える運営や販路拡大などのあらゆる課題を、独自の冷凍技術とITで解決し、パン業界のDXを推進するスタートアップ企業です。
“新しいパン経済圏”を作り、地域経済に貢献することをミッションとし、独自のパン冷凍技術・パン屋さん向けSaaSプロダクト・販路拡大戦略で、全国の消費者とパン屋さんをつなぎ、パンを「作る人」「売る人」「買う人」三方良しのプラットフォームサービスを提供しています。
また、パンフォーユーの冷凍パンは、“独自の冷凍技術”により、焼成のあとに1日常温で置いたパンよりも品質が高いことが一般社団法人日本食品分析センターの検査で実証されています。パン屋さんは冷凍庫さえあれば、それ以外の設備投資を一切することなく、全国の方に自慢のパンを届けることが可能になります。
資金調達における今後の展望
地域のパン屋さんが抱えるあらゆる課題を独自の冷凍技術とITで解決し、パン業界のDXを推進する株式会社パンフォーユーが、KDDI Regional Initiatives Fund 1号（運営者: グローバル・ブレイン株式会社）を引受先とし、第三者割当増資によるシリーズAラウンド第2回の資金調達を実施しました。
今回の資金調達により、パンフォーユーが提供している既存サービスのマーケティングを強化し、それに伴う人材採用を推進するようです。
さらに、販売チャネルを拡大すべく新たに着手した新規事業の開発を加速し、2021年中の発表を目指します。
また、地方創生を推進する地元企業やベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Regional Initiatives Fund 1号」（運営：グローバル・ブレイン株式会社）を通じて地方創生を推進するKDDIと連携することで、KDDIの会員向けサービス「auスマートパスプレミアム」・決済サービス活用・auショップでのイベントの開催などを通して、KDDIのもつ顧客接点を活用し、冷凍パン流通量のさらなる拡大を目指します。
KDDIとの取り組み
①KDDIの会員向けサービス「auスマートパスプレミアム」での、パンスク販売促進
②auショップ「au Style SHIBUYA MODI」での冷凍パン販売イベントの開催
株式会社パンフォーユーは多くのサービスを行っているようです。
・個人向けパン宅配サービス「パンスク（ https://pansuku.com/ ）」の企画、運営
・法人向けパンサービス「パンフォーユーオフィス（ https://panforyou.jp/office/ ）」の企画、運営
・冷凍パンを活用したパン屋開業支援サービス
「ゴーストベーカリー事業（ https://panforyou.jp/ghost_bakery/ ）」の企画、運営
・パンのOEMプラットフォーム「パンフォーユーBiz（ https://panforyou.jp/biz/oem02.html ）」の企画、運営
様々な業界でDXを積極的に推進する企業が、今後も増えていくと思いますので、引き続きそういった企業があればご紹介していきます。
