不動産広告の信頼性向上!「おとり広告」撲滅に向けた物件情報掲載の仕組みを導入

不動産広告の信頼性向上!「おとり広告」撲滅に向けた物件情報掲載の仕組みを導入

日本一背の高いITジャーナリストの久原健司です。

最近はネットで物件を探すということが一般的になっており、たくさんの不動産・住宅情報サイトが出てきてますね。

そういった時勢のためか「良いな!」と思った物件を問い合わせたところ、すでに募集が終わっており、別物件を提案されたり、来店を促されたりされたという経験がある方も多いのではないでしょうか?

もちろん、わざとやっているわけではなく、たまたま削除するのを忘れていたということもあると思いますが、探している人にとっては紛らわしいだけですよね。

募集が終了した物件は自動的に非掲載

そういった問題を解決するべく、大東建託パートナーズ株式会社が、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」を運営する株式会社LIFULL(ライフル)と共同で、大東建託パートナーズの管理建物のうち募集が終了した物件の情報を「LIFULL HOME’S」上で自動的に非掲載にする仕組みを導入したということなのでご紹介します。

この仕組みは、販売や契約ができない物件の情報を掲載する、いわゆる「おとり広告」の対策として導入するもので、大手不動産管理会社と大手不動産情報サイトが連携するのは初めての取り組みとなるようです。

おとり広告とは

不動産情報サイトなどにおいて、実際に募集は終了し取引できない物件にも関わらず、あたかも募集しているかのような情報が掲載されている広告等を指します。お部屋探しをするお客様の信頼低下につながることから、行政機関等からは「おとり広告」を禁止する注意喚起もされており、不動産業界内でも「おとり広告」撲滅に向けた取り組みが続いています。

今回導入する仕組み

「LIFULL HOME’S」に掲載される物件情報は、大東建託パートナーズの管理建物の情報を不動産仲介会社のデータと連携し、仲介会社を通じて「LIFULL HOME’S」に入稿をしているとのことです。

募集が終了した物件の情報は、大東建託パートナーズから自動的にデータ連携される仲介会社もありますが、それ以外の仲介会社では定期的に大東建託パートナーズに確認する必要があり、そのため、募集が終了していても募集情報が数日掲載されたままになっているなど、タイムリーに情報が更新されないことがあったようです。

今回導入される仕組みは、大東建託パートナーズからLIFULLに管理建物の募集情報を毎日送り、その中から募集が終了した物件情報を抽出。

その後、「LIFULL HOME’S」上で物件掲載が継続していることを検知すると自動的に非掲載にするという仕組みとのことです。

不動産業界への信頼性につなげる

従来の流れに加えてこの仕組みを導入することで、お部屋探しをするお客様がよりタイムリーで正確な情報を得られるほか、仲介会社が逐一募集情報を確認する必要がなくなるため、業務効率化にもつながるということで、非常に良い仕組みではないかと思います。

「117万戸以上の住宅を管理する大東建託パートナーズと、賃貸物件掲載数450万件以上の情報を取り扱うLIFULL HOME’Sが、ともに「おとり広告」撲滅に取り組むことで、不動産業界の信頼性向上につなげていきます。」

と心強いコメントもおっしゃっていただけているので、頼もしい限りですね。

私も不動産業界に対して何か役に立てるように頑張ろうと思います!

ITカテゴリの最新記事